財務・人事ニュース

労務相談Q&A「部下が勝手に残業したのです」   [2016.08.22]

おはようございます。
ササエルの小泉です。

今日の労務相談は、

「部下が残業しているなんて知らなかった!
残業を認めるなんて言ってないんだから残業代は支払わない!」

それは通じないのです。

上司は、部下を管理監督する役割があるので、
残業していることを知らなかったとしても、
残業してしまえば、残業を認めたということになります。
これを「黙示の承認」といいます。

そうならないためにも、
「残業申請書」を提出させ、
提出しなければ残業を認めないというのも
解決策の1つではあります。

しかし、
部下にとっては、
残業しなくては仕事が終わらない状況にあったかもしれません。
それを把握しサポートしたりアドバイスするのも上司の仕事です。
それができてこその管理監督者です。

どうやって、部下の仕事の状況を把握すべきか、
どんな案件を抱え、進捗具合はどうなっているのか、
案件を実行できるスキルや知識が身に付いているのか、
こういうことを上司は理解しておく必要があります。

「残業しなければ、仕事が終わりません」、と部下に言われて、
上司は「しょうがない」と思うのか、「お前の仕事のやり方が悪い」と怒鳴るのか。
それでは、何の解決策にもならないのです。

管理監督者として、
部下の仕事をどのように把握し、
どのように育成させればよいか、

悩まれている会社、経営者の方は、
当社までご相談ください。

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