財務・人事ニュース

【財務013】事業再構築補助金Q11~Q15   [2021.03.17]

Q11.認定経営革新等支援機関への報酬は必要か。また、報酬は補助対象となるのか。

  • 認定経営革新等支援機関への報酬を必須とするような要件は設けていません。事業者ごとに、それぞれご利用頂く機関とご相談ください。また、補助金への応募申請時の事業計画書等の作成に要する経費(認定経営革新等支援機関に対する事業計画策定のためのコンサルタント料等)は補助対象外となる予定です。
    ←弊社ではクライアントおよび諸語紹介の場合、手付金なし、成功報酬10%となっています。

Q12.付加価値額の定義は何か。

  • 付加価値額の定義は、営業利益、人件費、減価償却費を足したものです。
    ←どれくらい効率的に価値を生み出しているか「生産性」を知るための数値です

Q13.「卒業枠」とは何か。

  • 事業再構築を通じて中小企業から中堅企業又は大企業へ成長する事業者を支援する特別枠となります。通常枠の補助上限額が6,000万円(中小企業)であるところ、卒業枠では補助上限額を1億円まで引き上げて支援を行います。卒業枠を利用する事業者は、①組織再編、②新規設備投資、③グローバル展開のいずれかにより、資本金又は従業員を増やし、中堅企業又は大企業へ成長していただくことが条件となります。
    ←卒業枠は中堅・大企業を目指す企業に対するものなので、多くの中小企業は通常枠を考えれば問題ないでしょう。

Q14.卒業枠又はグローバルV字回復枠に応募申請して不採択だった場合、通常枠で採択されることはあるか。

  • 卒業枠又はグローバルV字回復枠で不採択であった場合に、通常枠で審査して採択されることはありません。なお、応募申請は、1法人につき1つの枠に限ります。
    ←卒業枠又はグローバルV字回復枠と通常枠は、規模の差があり、また本補助金が求めている内容も違いますので、2つの枠は認められないという意味合いがあると思います。

Q15.緊急事態宣言特別枠とは何か。

  • 通常枠の申請要件を満たし、かつ、緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛等により影響を受けたことにより、令和3年1~3月のいずれかの月の売上高が対前年または前々年の同月比で30%以上減少している事業者に対し、補助率を引き上げて支援する特別枠です。
    ←「特別枠」で不採択となったとしても、加点の上「通常枠」で再審査されるので、「特別枠」に当てはまる事業主は、まず「特別枠」で申請しましょう。

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