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【派遣情報_第6回】労働者派遣事業報告書の記載内容④ [2021.05.31]
労働者事業報告書の記載内容について、
今回は「様式第11号(第2面)Ⅰ年度報告」
(4)教育訓練(キャリアアップに資するものを除く)の実績
①労働安全衛生法第59条の規定に基づく安全衛生教育
②その他の教育訓練(①及び(9)に係るものを除く)
について見ていきましょう。
①欄及び②欄については、
教育訓練コース単位で記載し、
①「労働安全衛生法第59条の規定に基づく安全衛生教育」欄には5コースまでを、
②「その他の教育訓練(①及び(9)に係るものを除く)」欄には3コー スまでを記載してください。
それ以上のコースがある場合は、別紙に記載し添付することになります。
①労働安全衛生法第59条の規定に基づく安全衛生教育
報告対象期間内における労働安全衛生法第59条の規定に基づく安全衛生教育実績を記載してください。
「教育の内容及び当該内容に係る労働安全衛生法又は労働安全衛生規則の該当番号」欄
主な訓練内容に応じてその内容に合致する該当号数を最大2つまで記載してください。
※実施内容が労働安全衛生法第59条第1項の規定に該当する場合は、その内容に合致する労働安全衛生規則第35条第1項各号のうち該当号数に応じた「1~8」までの数字を、
労働安全衛生法第59条第2項の規定に該当する場合は「9」を、
同条第3項の規定に該当する場合は「10」を記載してください。
なお、
労働安全衛生法第59条第1項による労働安全衛生規則第35条第1項第5号から第7号までの教育は、全ての企業で実施する義務があります。
また、第8号については、該当する教育を行った場合は記入してください。
<労働安全衛生法第59条第1項 労働安全衛生規則第35条第1項> は以下の通りです。
1:機械、原材料等の危険性又は有害性及びこれらの取扱方法に関すること
2:安全装置、有害物抑制装置又は保護具の性能及びこれらの性能及び取扱い方法に間すること
3:作業手順に関すること
4:作業開始時の点検に関すること
5:就労する業務に関して発生する怖れのある疾病の原因及び予防に関すること
6:整理・整頓及び清潔の保持に関すること
7:事故時等における応急措置に関すること
8:その他就労する業務に関する安全又は衛生のために必要な事項
<労働安全衛生法第59条第2項>
9:作業内容変更時の教育(第1項の規定を準用する)
<労働安全衛生法第59条第3項>
10:危険・有害業務の特別教育
「教育の内容」
「4S(整理・整頓・清掃・清潔)運動」、「KY(危険予知)活動」、「ヒヤリハット事例の報告」等具体的に記載してください。
「1人当たりの平均実施時間」
報告対象期間内に、各コースごとに派遣労働者が受講した1人当たりの平均実施時間数を記載してください。
②その他の教育訓練(①及び(9)に係るものを除く)
報告対象期間内における一般教養としての訓練等(安全衛生教育及び派遣労働者のキャリアアップ措置に関するもの以外の訓練)の実績を記載します。
「訓練の方法の別」
「OJT」とは業務の遂行の過程内において行う教育訓練を、「OFF-JT」とはそれ以外の教育訓練をいいます。
「訓練費負担の別」
「1 無償(実費負担なし)」とは、テキスト代等を含め訓練のすべてを無償で実施することを
「2 無償(実費負担あり)」とは、テキスト代や材料費等の実費負担があるが原則として無償で実施することを、
「3 有償」とは、それ以外をいいます。
「賃金支給の別」
「1 有給(無給部分なし)」とは、用意したすべての教育訓練の実施に当たって給与を支払う場合を、
「2 有給 (無給部分あり)」とは、自主的に実施する教育訓練については無給とする場合があるが原則として教育訓練の実施に当たって給与を支払う場合を、
「3 無給」とは、教育訓練の実施時に給与を支払わない場合をいいます。
「1人当たりの平均実施時間」
報告対象期間内に、各コースごとに派遣労働者が受講した1人当たりの平均実施時間数を記載します。
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