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【労使協定方式の手順⑤】派遣労働者の賃金の現状を確認する① [2020.01.14]
「一般賃金」の比較方法に沿って、既に雇用している派遣労働者の賃金の現状を点検します。
法律上は、派遣労働者に適用される賃金テーブル等の賃金額が、一般賃金の同等以上であれば足りますが、より適切な対応としては、個々の派遣労働者の賃金を点検した上で、賃金の見直しの検討・是正を行うことが考えられます。そこで、以下では個々の派遣労働者の賃金を点検することを前提に手順を説明します。
(A)基本給・賞与等
手順①: 個々の派遣労働者の、社内職種、業務の難易度等の等級、就業する場所の地域を確認し、派遣労働者個人別に一覧にして記載します。業務の難易度等の等級は、一般労働者の何年目に相当 するかということを踏まえて整理すると、一般基本給・賞与等との比較が容易にできます。なお、職種や等級を決める際には、選んだ職種や等級が適切なものか、現場で働く派遣労働者を含めた労使でよく議論するようにしてください。
手順②:派遣労働者の基本給、賞与、手当の内容を整理し、その結果を手順①に続けて派遣労働者個人別に一覧にして記載します。
この際の整理の仕方は、
【基本給】各個人の基本給を時給額に換算して記載します。超過勤務手当などの所定外給与は含みません。
【手当】各個人の手当(役職手当等の定額的に支払われるものに限ります。通勤手当は除きます。)を時給額 に換算して記載します。一般賃金との比較の際には、 派遣労働者の平均額を活用することも可能です。その場合には、手当の平均額を計算して記載します。
【賞与】各個人の賞与を時給額に換算して記載します。 一般賃金との比較の際には、派遣労働者の平均額を活用することも可能です。その場合には、賞与の平均額を計算して記載します。
手順③:基本給・賞与・手当の合計を個人ごとに計算します。
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